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このような悩みをもった方への記事です。
⚫︎正しいタオルドライの方法
⚫︎タオルドライの注意点
⚫︎タオルドライの疑問
✂︎美容業界歴9年ほど
✂︎ヘアケアマイスターミドル取得
(正しいヘアケア情報をアドバイスができる美容資格)
髪を擦るようにタオルドライしていませんか?
結論から言うと、一番デリケートにしなくてはいけないのがタオルドライ。
髪は濡れているときがダメージを受けやすいのでタオルドライはシャンプーやトリートメントと同じくらい重要です。
本記事で正しいタオルドライと注意点を知って髪のダメージを最小限にしましょう。
正しいタオルドライの方法
髪が濡れている状態は普段よりかなりダメージを受けやすい状態。
通常キューティクルは閉じていますが髪が濡れるとキューティクルは弱まって開いています。
キューティクルは髪内部の栄養をとどめてくれるフタの役割をしているので開いてしまうと栄養が流れやすくなるんです。
なので髪が濡れている状態でのタオルドライでキューティクルを傷つけると傷みにつながります。
キューティクルは、硬質のケラチンでつくられており、髪の内部を守る働きをします。そのため、キューティクルが破壊されると髪のダメージは進んでいきます。
正しいタオルドライでキューティクルを傷つけないようにすることが何より大事です。
手順1 まずある程度水気を取る
お風呂上がりにいきなり髪を拭くのではなく水分を取りのぞきましょう。
タオルで髪を軽くはさみ、髪の根元から毛先にかけて優しくなでおろしていく。
手順2 頭皮をタオルドライ
頭皮部分からタオルドライ。
頭皮をタオルでこするのではなくポンポンと優しく押さえるように行う。
手順3 毛先をタオルドライ
頭皮が終わったら毛先部分をタオルドライ。
毛先全部を一度に拭くのは難しいので髪を4つぐらいの少量の束に分けてみましょう。
髪の束の1つを髪の中間からタオルではさむようにして毛先まで両手で優しくもみこむように水分を取ってください。
手順4 水分がでないか確認
水分がほとんど出なくなったらタオルドライがしっかりできている証拠。
ある程度水分をとったらクシを髪に通してみて水が出ないようであれば大丈夫です。
タオルドライの注意点
注意点1 ゴシゴシ強く擦らない
髪が濡れている状態でゴシゴシ拭いたり引っぱるように拭いたりするとキューティクルが剥がれて傷つきます。
キューティクルが剥がれると髪の傷みが出るのはもちろんカラーやパーマの持ちも悪くなるんです。
とにかく擦らず優しくタオルドライを意識しましょう。
注意点2 拭かないままや頭に被せたまま放置しない
濡れた髪を軽く拭いてそのまま放置やタオルを頭に巻きながら他の作業をして放置などはダメです。
頭皮の常在菌の繁殖や雑菌がついてしまいます。ニオイやベタつきの原因になるんです。
お風呂上がりはしっかりタオルドライをしたらなるべく早くドライヤーで乾かしましょう。
注意点3 使い古したタオルは使わない
ゴワゴワしたタオルや薄いタオルで髪を拭くと摩擦が起こりやすくなります。
摩擦で髪は傷むので毎日使うタオルはちょっと良いものを使いましょう。
お肌も拭くものなので髪や肌への投資と考えて上質な吸収力の高いタオルを選んでください。
どのタオルの素材がいいかは「タオルドライのQ&A」をご覧ください。
タオルドライのQ&A
キシキシするのはタオルドライだけでなくシャンプーやトリートメントの見直しを考えた方がいいです。
濡れているときは手触りで感じなくてもタオルドライでキシキシするのはキューティクルが傷ついている可能性アリ。
なのでキューティクルのケアを率先して行う必要があります。
- シャンプー
- トリートメント
- タオルドライ
を見直してみましょう。
以下の記事でシャンプーやトリートメントについて詳しく解説しています。
【カラー】
髪は濡れているとキューティクルが開いているのでお風呂後はなるべく早くタオルドライをして髪を乾かしましょう。
そのまま放置するとカラーの色味が流れ落ちやすくなり色持ちが悪くなります。
【パーマ】
髪は濡れているときが一番パーマのウェーブが出ます。
ゴシゴシ拭くのは髪が傷つきますし引っ張るとウェーブが伸びやすくなってしまうので気を付けましょう。
ウェーブを活かしたいときはよくタオルドライをしてジェルかムースをもみこむようにつけるとしっかり動きが出てキープできます。
マイクロファイバー製のタオルは吸水性や速乾性も高いのですが頭を包んで時間を置いたりすると過度に水分が吸収されるので注意です。
髪の毛内部の乾燥につながります。
よりこだわるなら吸水性が良くて柔らかいコットン製のタオルを使いましょう。
まとめ:正しいタオルドライで髪の傷みを最小限にしよう
今回はタオルドライについて解説させていただきました。
- 正しいタオルドライの方法
- まずある程度水気を取る
- 頭皮をタオルドライ
- 毛先をタオルドライ
- 水分が出ないか確認
- タオルドライの注意点
✔︎ゴシゴシ強く髪を擦らない
✔︎拭かないままや頭に被せたまま放置しない
✔︎使い古したタオルは使わない
- タオルドライのQ&A
Q1 タオルドライが終わった後キシキシするけどどうすればいい?
A1 タオルドライだけでなくシャンプーやトリートメントも見直そう
Q2 カラーやパーマ後にタオルドライで気をつけること
A2 【カラー】キューティクルが傷まないようお風呂後は素早くタオルドライして乾かす
【パーマ】引っぱらないようにタオルドライしてセットするときはジェルかムースをつける
Q3 髪を拭くタオルはどういうものを選べばいい?
A3 吸水性が高くて柔らかい素材のコットン製がオススメ
意外と適当にやってしまいがちなタオルドライ。
とにかく優しくを意識すればとても簡単なので是非やってみてください。
タオルドライからヘアケア意識を高めていきましょう。