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シャンプー

「シリコン」と「ノンシリコン」結局どっちが髪にいい?【見分け方も解説】

この記事は5分ほどで読めます

・「シリコンシャンプー」てやっぱり髪に悪いの?

・「シリコン」と「ノンシリコン」って結局どっちのシャンプーがいいの?

・見分け方もよくわからない・・・

 

このような疑問に答えていきます。

 

✔︎本記事の内容

  • 「シリコンシャンプー」の髪への影響
  • 「シリコン」と「ノンシリコン」はどっちがいいのか
  • 「シリコン」と「ノンシリコン」の見分け方

 

✔︎本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、

✂︎美容業界歴9年ほど

✂︎ヘアケアマイスターミドル取得

ヘアケアマイスターとは、

「ヘアケア知識が豊富でお客様の毛髪診断が正しくできそれに対する処置・アドバイスが正しくできる資格。

ユウキ
ユウキ
こんにちは!ユウキです。Twitter(@haircare_yuki)とInstagram(hmws_yuki)もやっています。髪の有益情報を発信していきますのでよかったらご覧下さい!

「シリコンシャンプー」の髪への影響

 

「シリコンシャンプーは髪にシリコンが蓄積したり、毛穴に詰まるから悪影響になる」

 

と考えていませんか?

結論を言うと、

 

「シリコンは安定で安全性の高い素材なので人体には無害」

「髪にシリコンが蓄積したり、毛穴に詰まることはありません」

 

以下でシリコンについて説明していきます。まずヘアケア商品に使われるのは、

 

「シリコン(Silicon)」ではなく、「シリコーン(Silicone)」です。

 

え?シリコンじゃなくてシリコーン?

ユウキ
ユウキ
はい!正式にはシリコーンといいます!

 

シリコンは半導体などに使われる金属ケイ素のことでシリコーンとは別物なんです。

先ほども言ったように、

シリコーンは安定で安全性の高い素材で調理器具や食品添加物にも使われています。

 

化粧品、ヘアケア商品用に開発されたシリコーンは、必要以上に髪に蓄積したり毛穴に詰まることはありません。

 

また、上手に使えばハイダメージを受けた髪にツヤや指通りを取り戻すことができます。

しかし混乱されるといけないので、ここからは皆さんが聞き慣れている「シリコン」で統一しようと思います。

シャンプーやトリートメントにシリコンが入っているのは、

・洗う時に指や髪同士の摩擦から髪を守る

・水に溶けない油性成分なので髪のツヤ感を出してくれる

・髪表面をコーティングしてくれる

などのためでメリットはたくさんあります。

 

ですがシリコンが悪くないからといって極端な量を使うと軟毛の方などは髪にベッタリ感があったりシットリし過ぎることもあります。

「適量」が大事ということですね。

 

今はシリコン配合量も適量になっていますので、シリコンシャンプーを使って

ベッタリ感やシットリし過ぎを感じることも少なくなっているかと思います。

 

「ベッタリ感などを感じる=毛穴に詰まる=シリコンは悪いもの」

 

というイメージが先行してしまったのかもしれません。

改めて言いますが、

シリコンは髪にツヤ感を出してくれる安全性の高い素材で髪に蓄積したり毛穴に詰まることはありません。

「シリコン」と「ノンシリコン」はどっちがいいのか

 

シリコンシャンプーが髪に与える影響はわかっていただけたかと思いますが、

ノンシリコン(シリコンフリー)シャンプーとどっちがいいのでしょうか。

 

どっちがいいのかというと、

 

それぞれの良さがあるので髪質に合わせてシリコンかノンシリコンか選んでください。

 

となります。

うーん・・どっちもいいってことなの?

ユウキ
ユウキ

「万人に良い」というものはないんです。どちらにもメリット・デメリットがあるので髪質に合うものを選んでみてください。

 

まずシリコンシャンプーのメリット・デメリットとどんな髪質の方に向いているかあげていきます。

 

✔︎シリコンシャンプーのメリット

・洗う時に指や髪同士の摩擦から髪を守る

・髪の指通りがよく、ツヤ感や光沢も出してくれる

・髪をコーティングするので熱から守る

・髪がまとまりやすくなる

✔︎シリコンシャンプーのデメリット

・軟毛や細毛の方はベタつく可能性がある

・軟毛や細毛の方はボリュームが出づらくなる

※シリコン配合量が多い場合

→シリコンシャンプーが向いてる方

・普通毛〜太毛の方

・ハイダメージでからまりやすい方

・ロングヘアの方

・ボリュームを抑えたい方

 

続いてノンシリコンシャンプーです。

✔︎ノンシリコンシャンプーのメリット

・髪の軽さを感じやすい

・髪にボリュームが出やすい

・洗い心地や洗い上がりがサッパリしている

✔︎ノンシリコンシャンプーのデメリット

・髪の毛のきしみを感じることがある

・熱のダメージを受けやすくなる

・シリコンでコーティングしないので摩擦が起きやすくなる

→ノンシリコンシャンプーが向いてる方

・軟毛や細毛の方

・ショートヘアの方

・あまりダメージがなく枝毛が少ない方

・ボリュームを出したい方

 

ご自分に合うものが「シリコンシャンプー」なのか「ノンシリコンシャンプー」なのか大体分かってもらえたでしょうか。

 

私は髪が細いからノンシリコンを使おうと思うけど、傷んでる場合はどうしたらいいの?

ユウキ
ユウキ

トリートメントにもシリコンは配合されているので、ノンシリコンシャンプーを使った後にトリートメントで髪にしっかり栄養を補給してあげてください。

自分がどのトリートメント剤を使えばいいかはこちらに詳しく書いているのでこちらも読んでみてください。

 

またシリコンがカラーやパーマに影響するという話もありますが、

基本的にはシリコンはカラーやパーマに影響はありません。

 

ただシリコンに限ったことではないですがあまりに大量についているとよくはないということです。

 

「高洗浄力のシリコンシャンプー+高濃度シリコントリートメント」

でさらにお風呂上がりにシリコンが入っているアウトバストリートメントを使用するなどつけ過ぎには注意です。

あまりにコーティングするとカラーやパーマに影響する可能性もあります。

 

コーヒーも少しなら眠気覚ましやリラックス効果がありますが飲み過ぎるとめまいや心拍数増加などが起きるそうです。

何事も「適度」が大事ということですね。

「シリコン」と「ノンシリコン」見分け方

シャンプーの容器自体に「ノンシリコン」や「シリコンフリー」と書いてあるものも多くなってきたので一目で分かることもあると思います。

 

しかし書いてない場合やシリコンが大体どれくらい入っているかを判断するには

成分表示を見てどれがシリコンであるかわからなければいけません。

 

主なシリコン成分は以下のものです。

・ジメチコン

・シクロペンタシロキサン

・ステアロキシトリメチルシラン

名前が長い成分が多いですが、

「メチコン」「シロキ」「シリル」「シラン」

これらがシリコンを表す表示になりますので参考にしてみてください。

 

また、成分表示は多く含まれている順番に書かれています。

シャンプーだと1番は「水」、2番目は「界面活性剤」、3番目以降で上記に書いたシリコンが入っているか、また量が多いのか判断してください。

 

ここまでで見分け方を説明しましたが、

シャンプー選びで本当に大事なのは「シリコン」か「ノンシリコン」かではなく、

成分表示の2番目にある「界面活性剤」に何が使われているかで判断することです。

 

「高洗浄」なのか「刺激が強い」のか「頭皮に優しい」のか様々ありますが

なるべく安価すぎず、頭皮に優しい「アミノ酸系界面活性剤」のシャンプーがオススメです。

 

その上でシリコン入りかノンシリコンか髪質に合う方を選んでいただければと思います。

 

まとめ

 

【シリコンシャンプーの髪への影響】

⚫︎ヘアケア商品に使われるのは「シリコン(Silicon)」ではなく「シリコーン(Silicone)」

⚫︎シリコンは半導体などに使われる金属ケイ素のことでシリコーンとは別物

⚫︎シリコンは髪にツヤ感を出したり指通りをよくしてくれる安全性の高い素材で人体には無害

 

【シリコンとノンシリコン どっちがいいのか】

⚫︎それぞれの良さがあるので髪質に合わせてシリコンかノンシリコンか選ぶ

<シリコンシャンプーが向いてる方>

・普通毛〜太毛の方

・ハイダメージでからまりやすい方

・ロングヘアの方

・ボリュームを抑えたい方

<ノンシリコンシャンプーが向いてる方>

・軟毛や細毛の方

・ショートヘアの方

・あまりダメージがなく枝毛が少ない方

・ボリュームを出したい方

 

【シリコンとノンシリコンの見分け方】

<主なシリコン成分>

・ジメチコン

・シクロペンタシロキサン

・ステアロキシトリメチルシラン

「メチコン」「シロキ」「シリル」「シラン」これらがシリコンを表す表示なのでこれらが配合されているかを確認する。

しかしシャンプー選びで重要なのは「どの界面活性剤のシャンプーにするか」でオススメは

「アミノ酸系界面活性剤シャンプー」。

その上でシリコン入りかノンシリコンかを髪質に合わせて選んでみましょう。

 

今回は以上となります。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

これからもなるべく役立つ情報を発信していきたいと思っています!

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