このような悩みをもった方への記事です。
- 頭皮のニオイの原因
- 頭皮のニオイを抑える5つの方法
- 髪や頭皮の良い匂いを持続させるために
✂︎美容業界歴10年ほど
✂︎ヘアケアマイスターミドル取得
(正しいヘアケア情報をアドバイスできる美容資格)
今回は頭皮が臭う原因や対処法を解説していきます。
頭皮が臭うのは主に「皮脂の酸化」や「放置することで菌が繁殖する」ことが原因。
ただ一発で頭皮のニオイが取れる方法はありません。でも正しいケアでニオイを減らすことはできるんです。
頭皮が臭っていたら自分もイヤだし周りにも気を遣いますよね。
頭皮のニオイ=頭皮トラブルのサインでもあるので本記事の対処法で頭皮ケアを始めていきましょう。
頭皮のニオイをチェックしよう
頭皮を指で軽くこする
まずは一番オーソドックスな方法。
朝起きた時や夕方くらいの頭皮を軽く指でこすって確認してみましょう。
場所は頭皮の頭頂部などがわかりやすいですよ。
朝起きたら枕のニオイをチェック
頭皮のニオイは枕にも移りやすいので朝の起き抜けに枕をチェックしてみましょう。
枕カバーは同じものを使い続けると臭ってしまうので、2日か最大でも3日のペースで変えるのが理想です。
バスタオルを巻いて毎日変えるのもいいですが洗うのが大変なのでご自分のやりやすいようにしてみてください。
乾いた髪にドライヤーの風を当てる
髪を乾かす時ではなく乾いた状態で後頭部からドライヤーの風を当ててみてください。
後ろから前に風を吹き付けることで頭皮のニオイがするかがわかります。
頭皮のニオイの原因
皮脂量
まずはさっきから話にも出ている「頭皮の皮脂」。
よく顔のおでこと鼻周りのTゾーンは皮脂が多い場所として有名ですよね。
ですが頭皮はTゾーンに比べて約2倍の量の皮脂が出るんです。
体の中で皮脂が一番多く出る場所が頭皮。
元々髪で覆われている頭皮は湿度が高く、常在菌もいるので皮脂と反応してニオイが出てしまうんです。
また男性の方が女性より皮脂が多く、年齢が上がっても減りにくいのでしっかり「頭皮を洗う」ことが大事になります。
汗
頭皮は皮脂だけでなく汗も出やすい場所。
汗をかいた状態で放置すると菌が増えやすく、皮脂と汗と菌が混ざり酸っぱいようなニオイが出やすくなります。
髪を洗うのが大事ですが汗をかいたらなるべくすぐ拭き取るようにするのを意識しましょう。
脂っぽい食べもの
ニオイの原因となる皮脂は脂っぽい食べものを多く摂ると増えてしまいます。
脂っぽい食べものは主に「脂身の多い肉」「お菓子」「揚げ物」など。
たまに食べてしまうくらいは大丈夫ですが普段から摂り過ぎないように注意しましょう。
頭皮のニオイを抑える5つの方法
生活習慣を気をつける
生活習慣を気をつけるのは頭皮トラブルの全てにおいて大事なこと。
主に「食事」「運動」「睡眠」です。順に見ていきましょう。
①食事
体は食べたものでできているのでニオイの原因となる脂っぽい食べ物の食べ過ぎには注意です。
「脂身の多い肉」「お菓子」「揚げ物」などは皮脂を過剰に分泌させるためまず控える。
同時に皮脂の酸化を防ぐ抗酸化作用がある食材を摂るようにしていくのが理想。
ゴマ、ピーナッツ、カボチャ、パプリカ、海藻類、魚介類など
②運動
頭皮のニオイに限らず運動は頭皮の血流も良くしてくれます。1日20〜30分ほどの有酸素運動をしましょう。
ウォーキングやランニングがおすすめ。10分×3回などでもOKです。
「電車で1駅手前から帰る」「少し回り道をして帰る」などでもいいと思います。
③睡眠
ただ眠るのではなく「良質な睡眠」をとることが大事。
良質な睡眠をとることで成長ホルモンが分泌され、頭皮や髪を健康的に保つことができます。
- なるべく食事や入浴は寝る2〜3時間前には済ませる
- テレビやスマホなどのブルーライトは寝る前は見ない
ようにしましょう。
1日の睡眠時間は7時間はとるようにするのが理想です。
シャンプー前にブラッシング
シャンプーでより皮脂や汚れを落とすのにシャンプー前に必要な作業があります。
「ブラッシング」という作業でヘアブラシを使って髪や頭皮をとかすんです。
ブラッシングをすることで髪や頭皮の汚れを浮き上がらせたり引っかかりを取れたりできます。
シャンプーをした時に摩擦も減り、汚れも落としやすくなるので頭皮をよりキレイにできるんです。
他にもブラッシングは
- 頭皮を刺激して血流を改善するマッサージ効果
- 頭皮の皮脂を髪全体へ行き渡らせるトリートメント効果
などがあります。
正しいシャンプーをする
シャンプーは皆さん毎日していることかと思います。ただ意外と「正しいシャンプー」ができていない方が多いんです。
軽く済ませて汚れが落とし切れていなかったり強くやり過ぎて頭皮を傷つけてしまったりしがち。
逆に頭皮トラブルに繋がるので正しくシャンプーするように意識していきましょう。
まずはブラッシングをしてから正しい工程は以下の順になります。
- 38~40℃のお湯で1分ほど髪と頭皮を濡らす
- シャンプー剤を水分や空気を入れるようにしてしっかり泡立てる
- 指の腹で頭皮全体を優しくもみこむように洗う
- ヌメりが残らないように2〜3分ほどよくすすぐ
皮脂や汚れを残さないためにも全体的にしっかり流しましょう。
髪を乾かす前には頭皮用化粧水を使う
頭皮のニオイやフケ、かゆみを抑えるには効果があるのはシャンプーだけではありません。
「頭皮用化粧水」もニオイ、フケ、かゆみなどの頭皮トラブルを防ぐために必要なアイテムなんです。
頭皮を保湿して必要なうるおいを与えてくれるので頭皮を健やかに保つなど様々な効果もあります。
使うタイミングはお風呂上がりの髪を乾かす前。
お風呂上がりにはすぐ髪を乾かす
お風呂上がりに頭にタオルを巻いてそのまま何分も放置していませんか?
髪は濡れている時が一番デリケートな状態。濡れている状態で放置すると摩擦などで髪が傷んでしまいます。
また、そのまま放置して生乾きになると菌が繁殖してニオイにもつながってしまうんです。
せっかく髪を洗ったのにもったいないですよね。
髪や頭皮の良い匂いを持続させるために
今回の頭皮のニオイを抑える方法は1回すればニオイがなくなるというものではありません。
毎日のヘアケアをしっかりすることで髪や頭皮の良い匂いが持続するようになります。
また、髪や頭皮の良い匂いを持続させる方法を以下にまとめるのでぜひ参考にしてみてください。
- ヘアフレグランスを使う
- 毎日のヘアケア(ニオイを抑える方法を実践)
- 香り付きのアウトバストリートメントを使う
- シャンプー・トリートメントは同じメーカーでライン使いする
まとめ:できることから始めて頭皮のニオイを減らしていこう
今回は頭皮のニオイの原因と臭いを抑える5つの方法を解説しました。
⚫︎頭皮のニオイをチェックしよう
- 頭皮を指で軽くこする
- 朝起きたら枕のニオイをチェック
- 乾いた髪にドライヤーの風を当てる
⚫︎頭皮のニオイの原因
- 皮脂量
- 汗
- 脂っぽい食べもの
⚫︎頭皮のニオイを抑える5つの方法
- 生活習慣を気をつける
- シャンプー前にはブラッシング
- 正しいシャンプーをする
- 髪を乾かす前には頭皮用化粧水を使う
- お風呂上がりは髪をすぐに乾かす
⚫︎髪や頭皮の良い匂いを持続させるために
- ヘアフレグランスを使う
- 毎日のヘアケア(ニオイを抑える方法を実践)
- 香り付きのアウトバストリートメントを使う
- シャンプー・トリートメントは同じメーカーでライン使いする
頭皮のニオイを抑えるためには日々のヘアケア・頭皮ケアをすることが大事なんです。
全部できれば理想ですがまずはできそうなところから始めていきましょう。