このような悩みをもった方への記事です。
⚫︎スタイリング剤の使い方
⚫︎スタイリング剤を使うべき3つ理由
⚫︎スタイリング剤のシーン別活用方法
✂︎美容業界歴9年ほど
✂︎ヘアケアマイスターミドル取得
(正しいヘアケア情報をアドバイスできる美容資格)
今回はスタイリング剤の使い方や使うべき理由を紹介していきます。
スタイリング剤は髪を整えるのはもちろん、髪の保護もしてくれるので外に出る時には必須。
ただし使い方を間違えるとベタつきや髪型がキマらない原因になります。
その日一日のテンションが上がらずにやる気がでないなんてことも。
本記事でスタイリング剤の使い方や使うべき理由も正しく理解して明日からの仕事の効率も上げていきましょう。
スタイリング剤の使い方
スタイリング剤は男女ともにたくさんの種類がありますが今回はアイロンやコテの後に使うものを中心にあげていきます。
- ワックス
- ジェル
- ミルク
- ムース
- オイル
- スプレー
アイロンやコテを使う前にスタイリング剤をつけてしまうと熱が髪に伝わらずに形がつきにくくなってしまうことも。
基本的にはスタイリング後に適したスタイリング剤を使いましょう。
ひとつずつ簡単に説明します。
◎ワックス
ワックスは「固い」〜「柔らかい」質感までさまざまです。
カールや毛先の動きを持たせたい時に使います。
ショートからロングまで幅広い髪型の方に向いていますよ。
◎ジェル
ジェル状のスタイリング剤で濡れ感を出したい時に使います。
女性が使う場合は固まらないソフトなタイプがオススメ。
主にベリーショートやショートの方に向いています。
◎ミルク
ワックスほどのセット力はありません。
髪をコーティングするので保護してくれるイメージ。
洗い落としやすいのも特徴でパーマをかけてる方やミディアムやロングヘアの方に向いています。
◎ムース
泡状のスタイリング剤。
ウェットの状態でキープするセット力があるので主にパーマヘアに向いています。
◎オイル
ヘアオイルは油分なので髪に潤いとツヤを与えてくれます。
トリートメントとしても使えますが髪にツヤ感を出したい時はオススメ。
ただつけすぎるとベタつきや髪がぺたっとする原因になるので注意が必要です。
ミディアムやロングの方に向いています。
◎スプレー
スプレーはツヤ出しとヘアスタイルをキープさせたい時に使います。
ワックスなどを使って髪動きを出した後の仕上げとして使うイメージ。
ヘアスタイルの持ちが良くなり半日〜1日持続させることができます。
ショートからロングまで幅広い方に向いてます。
ご自分に合いそうなスタイリング剤を選んでみましょう。
ここからスタイリング剤の使い方を解説していきます。本記事ではワックスの使い方です。
手順①髪を形づけしながら乾かす
スタイリング剤を使う前の乾かす段階は超重要。
乾かす工程で髪の形が決まるからです。
乾かし方が適当だと後でスタイリング剤をつけてもキレイに形が整いません。
完成形を意識しながら乾かしましょう。
髪を乾かす前のアウトバストリートメントの付け方やドライヤーでの乾かし方は以下の記事で詳しく解説しています。
手順②ワックス適量を手のひらに伸ばし毛先から中間につける
自分の髪の長さに応じてワックスを適量、手のひらに出して伸ばしてください。
最初から出しすぎると髪のベタつきに繋がるので足りなかったら少し足すのがポイント。
毛先から中間へワックスをつけ、全体に伸ばしていきます。
全体になじませるために一度髪を立ち上げてからがやりやすいです。
手順③前髪はワックスを最後につけてから髪全体の形を整える
前髪は最初につけるとベタつきやすくなるので最後にワックスをつけます。
髪が細い方は前髪の毛先だけにワックスをつけてください。
前髪もつけたら立ち上げた髪全体の形を整えていきます。
乾かすときに完成形を意識しているとワックスでのスタイリングがしやすくなるんです。
スタイリング剤を使うべき3つの理由
理由①ヘアスタイルをキープできる
当たり前のことですがスタイリング剤をつけるとヘアスタイルをキープしやすくなります。
いくらしっかり乾かして形をつけても何も髪につけないと形はキープできません。
外に出たり人に会ったりする場合は自分の目的に合ったスタイリング剤をつけましょう。
理由②髪にツヤが出せる
主にワックスやオイルは髪にツヤを与えてくれる効果があります。
乾かしても枝毛や切れ毛などでピンピンはねてしまう毛に悩まれている方も多いのではないでしょうか。
はねてしまう毛に悩まれている方はオイルなどを髪全体になじませることでツヤが出てキレイな髪に見せることができるんです。
ただ根本的な解決にはならないので日頃のケアやトリートメントが重要になります。
以下の記事で正しいトリートメント方法を解説していますのでご覧ください。
理由③髪の保護になる
スタイリング剤はスタイリングだけでなく髪を保護する効果もあります。
毛髪保護成分や紫外線をケアする成分が入っているスタイリング剤もあって髪をコーティングしてくれます。
日差しが強かったり外にいる時間が長い日は必ずつけた方がいいですよ。
スタイリング剤のシーン別活用方法
シーン①巻き髪をキープしたい時
濡れた状態でのコテやアイロンはキューティクルが傷つきやすいのでNG。
しっかり髪を乾かしてからコテで毛先を巻いて巻き髪を作った後にスタイリング剤をつけましょう。
スタイリング剤はローションタイプやジェルタイプがオススメ。
ローションタイプは初心者の方でも使いやすいです。
シュッと巻く前の髪になじませることで髪を熱から守ったり巻き髪をキープしやすくなります。
ジェルタイプは髪につけてもベタつかない程度の適量を手のひらに伸ばし毛先に揉みこんでください。
また2種類ともスタイリング後にヘアスプレーを毛先全体に吹き付けることで巻き髪をより長持ちします。
雨の日にも巻き髪をキープさせるのに大事ですよ。
シーン②髪にツヤを出したい時
ツヤを出したい時はオイルタイプのスタイリング剤がオススメ。
ストレートヘアの方ならオイルのみでツヤを出すことができます。
ただ動きを出すスタイリングをしたいショートからにミディアムの髪の長さの方には少し物足りません。
なのでワックスとオイルを混ぜるというやり方があります。
目安としてワックス2、オイル1の2:1の割合で混ぜることでツヤを出しながらセット力を持たせることが可能。
ただしツヤを出すためにオイルを入れすぎるとセット力がなくなるので注意が必要です。
シーン③パーマ感を出したい時
基本のパーマは髪が濡れている時が一番パーマの動きがでます。
なので髪を濡らしたらまずしっかりタオルドライ。
水気が滴らないようにしっかりタオルドライしたら髪の根元全体を乾かしましょう。
毛先はパーマ感が無くならないように手で毛先を丸めながら弱温風で軽く乾かします。
完全に乾かさないように若干水気を残した状態で泡状のムースを毛先に揉みこんでください。
根本は乾いて毛先はパーマ感のあるスタイルを作れます。
まとめ:スタイリング剤で髪をセットして気持ちも上げよう!
今回は、スタイリング剤の使い方や使うべき理由を紹介しました。
⚫︎スタイリング剤の使い方
- 手順①髪を形づけしながら乾かす
- 手順②ワックス適量を手のひらに伸ばし毛先から中間につける
- 手順③前髪はワックスを最後につけてから髪全体の形を整える
⚫︎スタイリング剤を使うべき3つの理由
- 理由①ヘアスタイルをキープできる
- 理由②髪にツヤが出る
- 理由③髪の保護になる
⚫︎スタイリング剤のシーン別活用方法
- シーン①巻き髪をキープしたい時
ローションかジェルタイプがオススメ。
最後にスプレーでさらにキープできる。
- シーン②髪にツヤを出したい時
ストレートヘアの方はオイルのみでOK。
ショートやミディアムの方はワックスとオイルを混ぜることでツヤ感とセット力の両方を実現できる。
- シーン③パーマ感を出したい時
濡れている髪をよくタオルドライして根元を乾かす。
毛先にムースをつけてもみこむことでパーマ感を出したままキープできる。
スタイリング剤は髪のスタイリングをキープするだけでなく日差しなどから髪の保護もしてくれます。
洗うのが面倒くさい方もいるかもしれませんがスタイリングするメリットのほうが大きいです。
人から見られた時の印象も違ってきますし何よりヘアスタイルがキマッた時の自分の気持ちが違います。
自分に合ったスタイリング剤で髪をセットして気持ちを上げていきましょう。