このような悩みをもった方への記事です。
- 白髪になる3つの原因
- 知っておきたい3つの白髪予防法
- 具体的な白髪対策3選
- おすすめ白髪のホームケアアイテム4選
✂︎美容業界歴10年ほど
✂︎ヘアケアマイスターミドル取得
(正しいヘアケア情報をアドバイスできる美容資格)
今回は白髪になる原因と対処法について解説していきます。
主に加齢が原因ですが若くても出ることもある白髪。見える所にあると気分も下がりますよね。
結論から言うと現在白髪を治す薬はないのが現状なので染めるのが一番現実的な方法です。
今後も薬が開発されるのは難しいと予想されるので大事なのは白髪をなるべく増やさないように予防すること。
予防すべきポイントや白髪染め以外の対処法も詳しく説明するのでぜひ最後までご覧になってください。
今回は少し長いですが少しでも皆さんの白髪の対策のためになれば幸いです。
白髪になる3つの原因
原因①加齢
白髪はいわゆる老化現象。
若くして白髪の方もいますが30〜40代から一気に増えることが多いです。
理由は先ほど軽く説明した髪の中の「メラノサイト(色素細胞)」で髪を黒くする「メラニン」が減るから。
加齢で体の血流が悪くなり細胞の機能が低下してしまうんです。
髪を黒くするのに必要な「メラノサイト」は休んでいる場合となくなっている場合がありますが
- メラノサイトが休んでいる→2割
- メラノサイトがなくなっている→8割
なので白髪になってしまったら治るのは約2割の確率しかないということになります。
原因②遺伝
髪質やクセも遺伝するように色味、つまり白髪になりやすいかも遺伝するといわれています。
ご家族で白髪の方が多いと子どもや孫も白髪になりやすい傾向にあります。
特に若白髪は遺伝の影響が強いようです。
原因③生活習慣の乱れ
生活習慣が乱れて栄養が不足すると髪が成長しづらいのはもちろん白髪も進行しやすくなります。
栄養が不足すると身体はまず生命に必要な器官から栄養を運ぶので髪に栄養がいくのは一番最後なんです。
なのでしっかり栄養を摂らないと髪には行き届きません。
「偏った食生活」「睡眠不足」そして「ストレス」を気をつけていきましょう。
知っておきたい3つの白髪の予防法
予防法①食生活を見直す
髪にも身体にも偏った食事は良くありません。
なので白髪を予防する食材を知って積極的に摂るようにしましょう。
- ヨード(ヨウ素)→メラノサイトの働きを活発にする
- チロシン→メラニン色素の原料で抗ストレス作用もある
- 銅→メラニン生成に必須でチロシンと併せて摂るのが◎
- カルシウム→髪の黒色を維持する効果
- 葉酸→チロシンの生成に必要
白髪予防に必要な栄養素はたくさんあるのでバランス良く摂るようにしましょう。
【ヨード】
→昆布、ひじき、わかめ、いわし、さば
【チロシン】
→チーズ、牛乳、バナナ、アボカド、かつお、マグロ、大豆
【銅】
→かき、するめ、レバー、ナッツ、大豆
【カルシウム】
→牛乳、ヨーグルト、小魚、大豆
【葉酸】
→キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草、枝豆
予防法②ストレスを減らす
ストレスは活性酸素を増やし血流を悪くさせるので白髪の原因のひとつ。
他にも睡眠の質が下がるのでさらに髪に良くありません。
好きなことをする時間や何も考えない時間を設けるようにしましょう。
ちょっとした運動やマッサージやエステに行ってみるなど「癒し」の時間が大事です。
予防法③頭皮マッサージで頭皮環境を整える
髪は何もしないと加齢で血流が悪くなり白髪になりやすくなってしまいます。
そこで予防としては頭皮マッサージがおすすめです。
頭皮マッサージをすることで血流が改善されて頭皮環境を整えることができるんです。
頭皮環境を整えることで髪に栄養が行き渡り白髪を予防できます。
残念ながら白髪を減らすことはできませんが予防としては本当に大事。
頭皮と髪の健康のためにも毎日するようにしましょう。
詳しいやり方や効果はこちらの記事に書いています。
具体的な白髪対策3選
対策①白髪が少なければカットする
白髪は主に、
- 根本から生えてくる髪が全て白髪
- まばらに白髪になる
の2パターンがあります。
後者のまばらタイプで白髪が少ないのなら「白髪をカット」することで髪を傷ませずに減らすことができます。
カットした髪がツンとしてしまうデメリットはありますが傷みがないため、数本ならカットするのがおすすめ。
対策②白髪をカバーできるアイテムを使う
ホームケア①市販の白髪染め
市販で売っているヘアカラー剤。カラー剤の場合は髪の内部まで染めてくれるので持ちはある程度いいです。
中には白髪が染まらないタイプもあるので白髪を染めるには「白髪染め」表記がされているカラー剤を買いましょう。
- 家で手軽に染められる
- 価格がお手頃
- ムラになりやすい
- アフターケアができないので使い方を間違えると傷みにつながる
ホームケア②白髪染めシャンプー(カラーシャンプー)
白髪を染める染料が入っているシャンプーのこと。
髪表面に染料である色を吸着させることで白髪を目立ちにくくしてくれます。
ただ一度使えば染まるわけではなく徐々に染まるので繰り返し使う必要があるので注意です。
- 家でシャンプーをすることで染められる
- ヘアカラーよりはムラになりづらい
- 一度では染まらない
- 毛質によっては染まりづらい
- 泡立てたら時間をおかなくてはいけない
ホームケア③白髪染めトリートメント(カラートリートメント)
白髪染めシャンプーと効果的には似ていますがトリートメントもしつつ白髪を染めてくれます。
ただシャンプーと同じように一度では染まらないのでこちらも何度も続けて使うのが必須です。
- 髪を比較的傷めずに染められる
- 基本的に頭皮につけないのでしみない
- 一度では染まらない
- しっかりは染まりづらい
- 毎日使う必要がある
ホームケア④ヘアファンデーション(コンシーラー)
髪に直接ファンデーションを塗ることで白髪を隠したりぼかしたりできる。
染まるのではなく髪表面に塗っているだけなので洗えば落ちます。
美容室で染めるまでの「つなぎ」で使うイメージのアイテムです。
- 塗るだけですぐ色がつく
- 洗えばすぐに落とせる
- 染めることはできない
- 髪に触ると手が汚れることがある
- スプレータイプなどは衣服が汚れることがある
対策③美容室で染める
お金が多少かかっても白髪をキレイになるべく傷めずに染めたい方は「美容室」で白髪染めをしましょう。
美容師免許を持っているプロがカラーするからこそ当たり前ですがムラなくかつなるべく傷めずに染めることができます。
市販のカラー剤はお手頃な価格で万人に合うように作っているのでどの人でもある程度の効果は出るようになっています。
ただ自分では塗りづらい部分もあるので仕上がりがムラになることも。
美容室のカラーでは金額が高い分、お客様一人一人の髪質の合わせたカラー剤をカスタマイズしてプロが塗るので傷みも少なくムラも出ないんです。
美容室での白髪染めの種類についても解説しますね。
カラー①アルカリカラー
髪は弱酸性で一番安定しますがアルカリカラーは髪をアルカリ性に傾けて染める薬剤。
アルカリ性に傾けることでキューティクルが開き、髪の内部まで薬剤が浸透して染めることができます。
ただアルカリ性に傾けたままだと髪は傷むのでシャンプーやトリートメントで弱酸性に戻します。
- 髪の内側まで染めるので色持ちがいい
- カラーのバリエーションが豊富
- 黒髪も白髪も均一な色味に染められる
- 使い方を間違えると痛みにつながる
- 肌の弱い人はしみることがある
- アレルギーが出た人はアルカリカラーでは染められない
カラー②ヘアマニキュア
酸性のカラー剤で頭皮にもつけないので髪や頭皮への負担が少ないカラー剤。
髪表面をコーティングするように塗るので髪内部までは染まりません。
- 頭皮につけないのでしみない
- 酸性なのでほぼ傷みがない
- アルカリカラーに比べると色落ちが早い
- 黒髪部分は染まらない
- 汗をかくと色落ちすることもある
カラー③ヘナカラー
「ヘナ」という植物由来の成分を使った白髪染め。天然成分なので髪や肌には優しいと言われています。
ただまれにアレルギーが出る方もいるので全ての方が使いやすいというわけではありません。
- 天然植物成分で髪や頭皮に優しい
- 髪へのダメージは少ない
- 黒髪部分は染まらない
- 赤みがある仕上がりになりやすい
- 髪がごわつきやすい
カラー④脱白髪染めハイライト
美容室での白髪染めはアルカリカラーが主流ですが
- アレルギーが起きたら肌が荒れる
- アレルギーが起きたら染められない
- 頭皮にベタッと塗るのでダメージが気になる
などの問題があります。
最近は「頭皮がしみやすい」「ダメージが気になる」という方も増え始めたので「脱白髪染めハイライト」は頭皮になるべくカラー剤をつけずに白髪をぼかそうというものです。
簡単に工程をいうと
- 髪全体に細かくハイライト(メッシュ)を入れる
- 流したら頭皮になるべくつけずにオシャレ染めをする
ハイライトで使うブリーチ剤も最近はダメージが軽減できるものが出てきています。
オシャレ染めは地肌に薬剤をそこまでつけないので頭皮の負担も軽減が可能。
白髪をぼかすので長持ちするのとハイライトで立体感も出るので若く見えると人気なんです。
- 生え際が気になりにくい
- 頭皮へのダメージを軽減できる
- 立体感が出て色味も豊富
- カラーするのに時間がかかる
- 高単価メニューである
おすすめの白髪ホームケアアイテム4選
おすすめ白髪アイテム①ブローネ 香りと艶カラー クリーム6
[引用元:Amazon ブローネ 香りと艶カラー クリーム6]
全体染めはもちろん部分染めもできる白髪用ヘアカラー剤。
濃厚なクリームが染め残しの多い生え際にとどまってくれるのでしっかり髪内部に浸透します。
- キューティクルケア成分
- 海藻エキス(毛髪保護)
- ロイヤルゼリーエキス(うるおい成分)
なども配合。傷みづらいように作られています。
残ったら次に取っておけるのもおすすめポイント。
おすすめ白髪アイテム②綺和美 カラーシャンプー
[引用元:Amazon 綺和美 ROOT VANISH 白髪染めシャンプー]
安心とキレイの両立を実現したブランドが「綺和美」。
髪を補修してツヤとうるおいを増しつつ徐々に白髪を染めていくシャンプーです。
8つの添加物がフリーで8種類の植物エキス配合。
使い続けることでムラなくキレイに仕上がるよう作られています。
ちなみに公式サイトから定期購入すると1本あたり10%OFFで買えるので年間12本計算とすると6,576円お得です。
公式サイトの定期購入はこちらから↓↓
おすすめ白髪アイテム③LpLp ルプルプ カラートリートメント
[引用元:Amazon LpLp ルプルプ カラートリートメント]
海洋由来の保湿成分「フコイダン」で髪にうるおいを与えながらナチュラルに白髪をカバーできます。
リニューアルしたので従来品に比べて染料濃度が30%も増量。
カラーリング力も120%にアップしているので使う価値アリです。
おすすめ白髪アイテム④THROW スロウ ヘアカラーコンシーラー
[引用元:Amazon THROW スロウ ヘアカラーコンシーラー]
ファンデーションタイプなので固まることはなく色がつきやすいのが特徴。においもなく手軽に使いやすいです。
白髪を自然な仕上がりで周りの髪と馴染ませます。
洗えば落とせるのもヘアファンデーションのおすすめポイントです。
美容室に行くまでのつなぎで使いましょう。
まとめ:対策だけでなく予防からしっかりしていこう
今回は白髪になる3つの原因と知っておきたい予防と対策、おすすめ白髪アイテムも解説しました。
⚫︎白髪になる3つの原因
- 加齢
- 遺伝
- 生活習慣の乱れ
⚫︎知っておきたい3つの白髪の予防法
- 食生活を見直す
- ストレスを減らす
- 頭皮マッサージで頭皮環境を整える
⚫︎具体的な白髪対策3選
- 白髪が少なければカットする
- 白髪をカバーできるアイテムを使う
- 美容室で染める
⚫︎おすすめの白髪ホームケアアイテム4選
白髪が出てきたら基本は染めるのが一番の対策です。
なので何度も言いますが白髪が出る前に「予防」のためのケアが大事になります。
白髪を美容室で髪をなるべく傷めないように染めてもらう、もしくはご自分に合ったアイテムを使う。
その上で生活習慣や頭皮マッサージなどの予防もしっかりしていきましょう。
何事も「継続が力なり」ですね。