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このような悩みをもった方への記事です。
⚫︎アイロン・ドライヤーで「伸ばす」
⚫︎スッキリ短くカット
⚫︎縮毛矯正
⚫︎クセ毛の注意点
「え?普通の対処法じゃん」と思われるかもしれません。
そうです。普通の方法しかないんです。クセ毛を根本から治すことは今の技術ではできません。
今のクセに対してどうしていくかを考えていきましょう。
この記事を書いている僕は、
✂︎美容業界歴9年ほど
✂︎ヘアケアマイスターミドル取得
→「毛髪診断が正しくできて処置・アドバイスもできる」美容資格
クセ毛の3つの対処法
日本人の70〜80%がクセ毛といわれていて下の4つに分けられます。
- 波状毛・・・大きな波状のウェーブでやわらかい髪質が多い
- 縮毛 ・・・縮れ度合いが強く髪が切れやすい
- 捻転毛・・・ねじれていて乾燥しやすい
- 連珠毛・・・ふくらんだ部分と細い部分が交互にある
全体のクセで悩んでいる人もいれば部分的なクセで悩んでいる人もいるので自分に合ってる対処法を見つけましょう。
【クセ毛対処法】
主にメンズ向け①アイロン・ドライヤーで「伸ばす」
→クセの弱い方はドライヤー、クセ
の強い方はアイロンが間違いなし②スッキリ短くカット
→「短く+すく」ことで扱いやすくな
る③縮毛矯正
→クセの強さによってこれが一番楽で
矯正した部分は半永久的です— ユウキ/美容師💈×髪ブログ (@haircare_yuki) June 2, 2020
①アイロン・ドライヤーで「伸ばす」
クセが比較的弱い方は伸ばせばOK。まず髪を洗ったら必ずドライヤーで乾かしましょう。
そのまま放っておくとクセはより出てしまうし頭皮に雑菌が繁殖します。
クセも出て雑菌が繁殖して頭皮からはイヤなニオイ・・最悪ですよね。
☑️ドライヤーの仕方
- タオルドライ後は仕上がりの形をしっかり意識
- 洗い流さないトリートメントをつけて頭皮から乾かすように
- 少し髪を引っぱりながら伸ばすようにする
- 冷ますことで形が固まる
上記を意識してみることが大切ですね。
伸びづらいクセの強い方はストレートアイロンをしましょう。
温度は160℃以下がオススメ。
高温の方がストレートにはしやすいですが傷みやすくなります。
☑️アイロンの仕方
- ヘアクリップなどで髪を分ける
- 1〜2cm幅で髪を平面に取る
- アイロンではさみ、少しひっぱりながら自然に落ちる位置に抜く
- これらを髪全体で繰り返す
しかし伸ばしても雨などの湿気が多いときは水分を吸ってまたクセが戻りやすいのでハードスプレーで固めるといいです。
②スッキリ短くカット
クセ自体をカットしてしまう方法。
前髪、もみあげ、えりあしにクセは出やすいですが短くカットしてしまえば気になりません。
コロナの影響で美容室に気軽に行けないかもしれませんがバリカンなどでセルフカットはオススメしないです。
メンズカットで刈り上げなどは一歩間違えると剃りすぎて穴が開いてしまうからです。
クセ毛でもベリーショートにすることで目立たなくなり、Instagramでお客様のBefore&Afterを載せています。
③縮毛矯正
「アイロンで伸ばすのは慣れと時間がかかる」「ある程度は髪の長さが欲しい」という方にはやはり縮毛矯正しかありません。
縮毛矯正をすれば矯正した部分は半永久的にストレートのまま。
縮毛矯正のBefore&After。
(写真を撮る際にお客様の襟を直すのを忘れておりました。大変申し訳ございません。)
ストレートになるとかなりイメージは変わりますね。
また縮毛矯正は強い薬剤なので美容師の腕が問われます。
美容師はそれぞれ得意な分野があるので縮毛矯正が得意な人をSNSなどで見つけるのも良いかと。
ストレートにした場合はその後に「やっぱりカールも欲しい」「明るくしたい」と思う方もいるかもしれません。
でもほとんどの場合が難しい。髪がとても傷んでしまうかもしれないからです。
縮毛矯正するときは「しばらくストレートのままでいい」と思うときにしましょう。
クセ毛の注意点
【クセ毛の注意点】
◎熱ダメージ
アイロンなどの熱処理を繰り返して
ダメージになってしまう◎施術による影響
パーマ・カラーはかかりやすく染まりやすいので傷みを考えながらしなくてはいけない◎乾燥
乾燥しやすくより乾燥することでクセがひどくなるので髪の保湿が重要注意しましょう!
— ユウキ/美容師💈×髪ブログ (@haircare_yuki) June 2, 2020
①熱ダメージ
ドライヤーやストレートアイロンで「伸ばす」のが対処法の1つですが毎日アイロンで伸ばしていると髪が硬くなりダメージにつながります。
アイロンの温度が180℃で髪に10秒間当てると髪はもろくなるので注意してください。
- アイロンは160℃以下
- 毎日のアイロンはなるべく控える
など意識してみてください。
②施術による影響
クセ毛の特徴はパーマはかかりやすく、カラーも染まりやすいです。
その分、頻度が多いとダメージしやすくなります。
- パーマやカラーは最低1ヶ月
- 縮毛矯正は最低2〜3ヶ月
はあけてするようにしましょう。
③乾燥
ドライヤーを使うとき乾かしすぎていませんか?
乾燥しすぎるとクセがひどくなったりよりふくらみやすい。
また夏場などは紫外線による乾燥もあります。
- 乾かす前に洗い流さないトリートメント
- 紫外線対策でUVカットのワックスやスプレーをつける
などしてみましょう。
トリートメントを選ぶ基準や自宅での効果的なトリートメント法を下に記事で詳しく解説しています。
自宅でのケアの参考にしてください。
まとめ
3つの対処法は、
- アイロン・ドライヤーで「伸ばす」
- スッキリ短くカット
- 縮毛矯正
といたって普通の方法です。
また注意点は
- 熱ダメージ
- 施術による影響
- 乾燥
でした。
「これをやればクセ毛が治る」といった魔法のような方法はありません。
簡単に「クセ毛を生かしましょう」とも言えませんでした。
悩んでいる方をたくさん見てきたからです。
自分に合った方法を見つけて上手に付き合っていきましょう。