このような悩みをもった方への記事です。
- 頭皮の色別の健康度
- 頭皮トラブルの原因
- 頭皮トラブルの対策3選
✂︎美容業界歴9年ほど
✂︎ヘアケアマイスターミドル取得
(正しいヘアケア情報をアドバイスできる美容資格)
今回は頭皮の色別の健康度や頭皮トラブルの原因と対策3選を解説します。
頭皮の色を気にしたことはありますか?頭皮の色で健康度やどういう頭皮トラブルが起きているかわかります。
頭皮は頭皮用のマイクロスコープをパソコンなどに繋げると家庭でもご自分で見ることができます。
ですが知識がないのにマイクロスコープで見ても頭皮がどういう状態なのかはわかりづらいです。
なので頭皮診断をしてくれる美容室などを見つけていくことをおすすめします。
プロに見てもらった方が確実に今の頭皮の状態や何をすべきかがわかりますよ。
ただ知識はあった方が絶対良いので本記事で頭皮の色でどういう状況なのか、対策として何をすべきかを理解していただければと思います。
頭皮の色別の健康度を知ろう
頭皮の色を大きく分けると「青」「黄」「赤」の3つに分類されます。
「信号」を考えてもらうとわかりやすいですね。
【頭皮の健康状態】→青>黄>赤(茶)
頭皮の健康状態は信号のように色の順で表すことができるんです。
その他に「茶色」の頭皮などもあるのですがそれぞれの特徴を見ていきましょう。
青白い頭皮
「青白い頭皮」は青みがかって白い透明感があり一番健康な状態です。
- 頭皮のキメが整っている
- 皮脂が毛穴に詰まってない
- 頭皮に弾力と適度なツヤがある
健康状態の良い頭皮は皮脂と水分のバランスが良く毛根が透けて青白く見えるんです。
このままで何も問題ありません。
黄色い頭皮
「黄色い頭皮」は毛穴に皮脂などが詰まっている状態。
皮脂が詰まった状態で「酸化」が起きて黄色く見えるんです。
酸化すると頭皮の水分や弾力が失われてしてしまいます。
放置して酸化が進むとうねりのあるぱさついた毛が生えることもあるんです。
また黄色い湿ったフケが多い場合は「脂漏性(しろうせい)皮膚炎」の可能性があります。
フケの原因や対策についてはこちらで詳しく解説しています。
赤い頭皮
「赤い頭皮」は血行不良や炎症が起きていて一番良くない状態。
炎症の場合は頭皮が傷ついたり使っているものが合わなかったりする場合があります。
一時的なら良いですが慢性的に炎症や血行不良が続くと髪に栄養が行かなくなり髪がちゃんと成長しません。
- 白髪
- 抜け毛
- 髪のボリューム低下
など一気に髪の老化につながるので要注意です。
茶色い頭皮
「茶色い頭皮」は「赤い頭皮」と同様に血行不良が起こっていて頭皮がくすんでしまった状態。
毛穴に老廃物が詰まって新陳代謝が下がっているので髪に栄養が行き渡らないんです。
髪が成長しきらないで抜け毛が増えたり、ふけ・かゆみが出たりと頭皮トラブルがたくさん起こってしまいます。
頭皮トラブルの原因
黄色い頭皮は脂っこい食事
黄色い頭皮は過剰な皮脂分泌で毛穴が詰まって酸化します。
脂っこい食べ物や栄養バランスが偏ることで頭皮がベタつくんです。
他の主な原因もまとめます。
- ストレス
- 睡眠不足
- 頭を洗わず放置
- 脂っこい食事が多い
もちろん食事だけでなくストレスや生活習慣も原因になるので注意です。
赤い頭皮はストレスや紫外線
赤い頭皮は血行不良や炎症が起きている状態で主にストレスや紫外線が原因。
紫外線は頭皮を乾燥させたりダメージを引き起こします。
また紫外線のみでなく精神的なストレスでも血行不良は起こるんです。
他にもカラーやシャンプーの薬剤・成分が肌に合わずにアレルギーで炎症も起こることもあります。
- 紫外線
- ストレス
- 薬剤によるアレルギー
- 物理的に頭皮を傷つけている
赤い頭皮はすぐさま改善の必要があります。
茶色い頭皮は生活習慣の乱れ
茶色い頭皮は血行不良に加え老廃物が毛穴に詰まっています。
「加齢」によるところもありますがタバコやストレス、睡眠不足などの生活習慣も大きな原因。
乱れた生活習慣を送っていると頭皮の血の巡りが悪くなり栄養不足で髪が育たない、抜け毛などにもつながります。
- 加齢
- タバコ
- ストレス
- 睡眠不足
「血の巡り」は髪の成長にとても大事なことなんです。
頭皮トラブル対策3選
生活習慣の改善
まずは何度も言っていますが「生活習慣の改善」です。
と思うかもしれせん。
具体的には「睡眠」「食生活」「運動」です。
- 日付が変わる前に寝て7時間以上の睡眠
- 脂っこいものは避けて栄養バランス重視の食事
- 1日20〜30分のウォーキング(有酸素運動)
全てを毎日するのは難しいと思うのでできることから少しずつ始めてみましょう。
生活が変わると気持ちも変わりますし頭皮を含めた体全体の血の巡りが良くなります。
ヘアケアの見直し
もし今現在頭皮が赤かったり茶色かったりするのなら「ヘアケア」も見直しましょう。
特に大事なのは「ブラッシング」と「シャンプー」。
頭皮を傷つけるようなブラッシングやシャンプーをしていませんか?
気持ちはわかりますが頭皮に爪を立てたり強く擦ると傷ついて炎症につながります。
シャンプーは優しく洗ってしっかり流しましょう。
ただ強く洗っていないのに炎症やかゆみが出る場合はシャンプーが合っていない場合があります。
おすすめなのは「アミノ酸系シャンプー」や「ベタイン系シャンプー」などの頭皮に優しいシャンプー。
香りも大事ですが基本は頭皮に優しいものを選んでください。
あと注意すべきなのは「紫外線」。
夏時期のみでなく紫外線は降り注いでいますし曇りの日でもあります。
出かける前はUVスプレーや日傘、帽子などで髪と頭皮をガードしましょう。
ヘッドスパ
最近は頭皮が固くなっている人が多いです。頭皮が固いのは血流が悪くなっている証拠。
頭皮の筋肉をほぐすためには「ヘッドスパ」がおすすめ。
頭頂部には筋肉の膜が貼り付いているだけで実は筋肉はないんです。
美容室のヘッドスパは髪と頭皮の両方にアプローチできますよ。
- リフトアップ
- リラクゼーション効果
- 頭皮の血行促進と保湿
- 頭皮汚れをしっかり取る
- 髪にツヤを出してくれる
簡単に挙げただけでもたくさんのメリットがあります。
ヘッドスパについてはこちらで詳しく解説しています。
ご自分でのマッサージとヘッドスパの両方をするのが理想です。
お風呂上がりなどにご自分で毎日頭皮マッサージをしてみましょう。
まとめ:自分の頭皮状況を知って対策しよう
今回は頭皮の色による頭皮トラブルの原因と対策3選を解説しました。
⚫︎頭皮の色別の健康度
頭皮は信号のように色の順で健康度がわかる
青>黄>赤(茶)
- 青白い頭皮→健康な頭皮
- 黄色い頭皮→毛穴に皮脂が詰まり酸化している
- 赤い頭皮→血行不良や炎症が起きている
- 茶色い頭皮→毛穴に老廃物が溜まり血行不良を起こしている
⚫︎頭皮トラブルの原因
- 黄色い頭皮は脂っこい食事
- 赤い頭皮はストレスや紫外線
- 茶色い頭皮は生活習慣の乱れ
⚫︎頭皮トラブルの対策3選
- 生活習慣の改善
- ヘアケアの見直し
- ヘッドスパ
1回や1発で頭皮の状態が改善する魔法のような対策は正直ありません。
頭皮の健康には当たり前のことですが規則正しい生活をしてご自分に合ったヘアケア製品を使うしかないんです。
あとは「ヘッドスパ」で髪と頭皮の両方をケアしてあげる。
毎日の地道な積み重ねが頭皮の状況を改善してくれます。予防という意味でも今から頭皮ケアを始めていきましょう。